暗闇という光
- Mayumi Tamura
- 2019年9月6日
- 読了時間: 2分
朝、「解夏」(げげ)という映画をテレビでやっていました。 さだまさしさん原作の小説が映画化されたもの。 主人公はベーチェット病で徐々に視力を失っていきます。 その過程にやってくる恐怖や絶望を受け入れていく様子が描かれています。 同じ病気で、すでに失明した人(柄本明さん扮する)から話を聞くシーンがあって。 その台詞が心に響いてきました。 「失明すると真っ暗になると思うでしょう?でも違うんです。 乳白色の霧の中にいると思えばいい。 暗闇というのは光を失ったものには存在しない。 失明してわかったことは、今まで私は暗闇という光を見ていたんだということです。」 のような内容。 これ、いろいろな解釈ができるけれど 宇宙的視点から見た時の地球での体験をたとえているようにも感じました。 「暗闇が感じられない世界に戻ってくれば・・・ あれ(暗闇)も愛からできた光のひとつだったんだとわかる。」みたいな。 私たちは肉体を持たなければ知ることができなかった いろいろな体験を今ここで味わっているんですね。 映画の舞台になっていた長崎の坂道や街並み、そして百日紅(さるすべり)の花、 そして、主人公を支える周りの人たちの姿が優しく強く美しかったです。
これからは、光と闇の統合された地球へ、ですね。

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